着物との出会い

来日したキモノフリークの友人の影響で、着物の世界にハマった私。
近所の和服・和小物のお店に通ったり、着付けを学ぶため料亭で仲居になったり。21世紀の和の文化への回帰現象を観察します。
 

カテゴリー:熊野古道

2015年07月08日

【熊野古道】近露王子(ちかつゆおうじ)から熊野本宮大社、そして湯の峰温泉へ

さて、民宿なかので美味しい朝食を頂いて、湿ったままの洗濯物をリュックに詰めて出発。夕食で知り合ったスウェーデンからのレズビアンのラブラブカップルと近露のバス停まで女将さんに誘導してもらって、いっしょに歩きました。どうせ歩いても近露からは舗装した道が続くという小広(こびろ)までバスに乗って、そこから熊野本宮を目指すことに。

バスは前日トラックに乗せてもらった川沿いの道を北上して、例の近露王子案内所のカフェの前を通り、本来歩いたはずの古道をもっと曲がりくねって、短時間で小広に到着。
私たちが乗ったバスが走っていたのは、こちらの小広→近露ルートの逆向きみたいです。
世界遺産 熊野古道 ウォークレポート
小広王子〜近露王子 編


近露王子の向かいの「熊野古道なかへち美術館」にもバスは停まるのですが、時間に余裕がある時にはそちらへも行きたいですね。

そして、小広バス停で降りてから熊野本宮へ向かう古道はこちら。
世界遺産 熊野古道 ウォークレポート
小広王子〜熊野本宮大社 序盤編
小広王子〜熊野本宮大社 中盤編
小広王子〜熊野本宮大社 終盤編

20kmを少し縮めたものの、7〜8時間のコースなので小広でバスを降りてから黙々と歩き始めました。このとき気がついたのですが、トレッキングシューズのせいなのか、アスファルトの道というのは、山道よりなだらかであってもすぐ疲れてくるということです。細かい上り下りが少なく、登り始めるとずっと登り続けるためかもしれません。

長い下りが何度か出てきて、最初は楽だったのですが、それなりにしんどいとわかりました。特に、買ったばかりのシューズの余裕が少なすぎたみたいで、つま先が打ち身のように痛くなり、翌日も歩けるか徐々に心配になってきたほど。上りになったときのほうがほっとするのです。

上記、序盤編の最後、中盤編の最初にある三越峠には綺麗な休憩所が会って(トイレは残念ながら故障中で使えず(泣))、そこでお弁当を食べました。最初の宿、霧の郷たかはらで出会った外国人観光客を含め2グループと一緒になり歓談しながらのランチとなりました。

印象的な景色は随所にあったのですが、長時間の山歩きで余裕がなく熊野本宮大社に到達するまでに撮った写真って、後からみるとこれだけ。鮎が1匹100円程度の土地ってすごく羨ましくて…(笑)。


ちなみに、この日の行程の後半にあたる発心門王子(ほっしんもんおうじ)から熊野本宮大社への風景が、このシリーズの初日に掲載したプロモーションビデオの前半に出てくるので、もう一度貼っておきます。

私たちが歩いた日は初夏の台風前で雨続きでしたが緑が瑞々しかったです。がく〜(落胆した顔)

この旅行記初日、滝尻から高原への最初の動画に出てくる発心門王子(ほっしんもんおうじ)も経由して、あと1時間ぐらいというところで、新しいあずまやみたいな場所でトイレ休憩したのですが、もうストックとミネラルウォーターのボトル以外は持ちたくないという感じ。この日は一番長時間で、その間じゅうレインコートを着たり脱いだりで、それも面倒でした。ただ、雨のお陰で暑さがかなりマシだったのは有りがたかったです。

やっと熊野本宮大社に着いたときには、高原のときと同じく、ここには今度は車かバスでゆっくり来てみたいと思いました。建築だけでもすごく雰囲気があるのに、当日の宿へ移動するために心の余裕がなかったためでもあります。


民家が増え始める舗装された古道から下って熊野本宮大社の裏に到着したときには、やっと平地に戻ってきたと思っていたのですが、宿へのバスに乗るためにここからおもいっきり石段を降りることになりっていました。

面白いことに、1日め、2日めの宿や古道で知り合った外国人観光客に、この本宮大社で合流、山門の下のバス停でまた一部合流して、みんな同じバスで温泉街へ向かいました。私たちは湯の峰でしたが、川湯温泉で下車した人たちもいました。

この日の宿泊は、「民宿てるてや」で、住所が「本宮」になっていたので、本宮大社のすぐそばかと思っていたら、そこからさらにバスで半時間以上…。湯の峰温泉なのでした。女将さんによると、後発のバスに乗れば、逆方向からすぐ到着したのだとか。そういえばあと10分以上あとに出たはずのバスが、私たちが歩き始めたときには逆方向のバス停に到着してました。

バスを降りたらこんな風景。温泉街というのは本当に情緒があっていいですね〜。

(Bookingは今回のスポンサーであるCindyがすべてネットでやってくれていて、行く先々で到着後に宿を探すということは予期していませんでしたw。なんせ、歩き続けて次の宿へ到着するような旅って、生まれて初めてで…わーい(嬉しい顔)。)

てるてやさんもお料理はとっても美味しく、お風呂は直接源泉をひいた温泉風呂を2つ同時に使えたのでリラックスしました。また、洗濯機を使わせて頂いたので、前日乾かなかったものも全部洗い直してエアコンのきいた部屋に干しました。が、お部屋の広さに対して洗濯物が多すぎて、翌朝までには乾かず…orz... 。さらに台風接近で大雨が予想されたので、そのままリュックに詰めて、小口を目指すことになります。

てるてやさんは、熊野古道の観光パンフレットなど、案内所なみに色々そろえてあったので、初日に汗でボロボロになっていた熊野古道マップを捨てて、ここでもらった同じマップに替えたのですが、これが思わぬ落とし穴…。一見同じデザインのマップだけど、春の土砂崩れのために迂回路を使う必要があったのに、それが加筆される前のマップだったのです…。
posted by maruai at 23:09| Comment(0) | 熊野古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月07日

【熊野古道】高原から近露王子(ちかつゆおうじ)へ

2日めです。熊野古道の宿 霧の郷たかはらで朝食をとって出発。

寝室もダイニングも窓からの景色が絶景なので許せてしまいますが、ここの朝食はちょっと地味でした。それはいいのですが、塩ジャケも梅干しも保存食時代の塩辛さだったので、それを残したくないがためだけにおかわりしました。翌々日の宿で知り合ったオーストラリア人旅行者が、ここの朝食にはちょっと閉口してた感じでした。鮭はスモークサーモンやステーキ、ムニエルなど世界中で食べられているので、塩ジャケのように塩辛い味を予想せずに口に運んだんでしょう(笑)。

テーブルに準備されたお弁当は、通常おにぎりが多いのですが、ここではチーズやハムなど単品を挟んだマフィンと、チョコ味のシリアルバーでした。

荷造りを済ませて、ラストショットを撮って、出発。

ギタリストのオーナーにもさよなら〜〜。


歩く距離や時間の配分で見た場合、本当はこの高原から継桜王子(つぎざくらおうじ)まで行ってしまったほうがいいのですが、近露王子(ちかつゆおうじ)でのほうが宿がとりやすいらしく、2日めは近露泊。3日めは20km以上あるというのに、2日めは8km程度なので4〜5時間しか歩きません。徐々に体を慣らすにはいいのですが、3日めが大変。出発してから日程の細部をチェックしたので分からないことの連続でした。

いずれにしろ、2日めはかなり楽なコースでした。高低差付きの古道ウォークマップのリンクも付いています。
世界遺産 熊野古道 ウォークレポート
高原熊野神社〜近露王子 編 前編
高原熊野神社〜近露王子 編 後編

私たちはストックを持参したのですが、バスで来栖川まで来て高原からスタートする人たちは、高原霧の里の休憩所で杖を借りることができたのですね。でも最初の3.7km、滝尻から高原への上りでストックはかなり役立ったんだけどな〜。

辛かったのは、あともう少しで近露(ちかつゆ)到着、というときに、やたらと続いていた下りの石畳。

トレッキングシューズは土や砂利はしっかり掴むように作られていますが、ちょっと滑りやすいところだと、ものすごい滑りやすさなので、ずっと雨か雨上がりの山道を歩いている身としては、恐ろしく危険で、石畳にはこの後もずっと泣かされました。


既に当日の最高峰でお弁当を済ませていましたが、ここで休憩。近露の里が見下ろせる絶景です。

少し下って、古道が村の中を走る街道となったあたりで当日の宿、「民宿なかの」を探し始めました。見つかりそうにないので、近露王子のそばの案内所を兼ねているらしいカフェで道を尋ねると、乗せてってやるよ、ということでご近所の方が小型トラックで連れていって下さいました〜。

田舎のバス停1つ分、1km以上古道から逸れたところにある民宿で、周りには近所の家以外、全く何もないところでしたが、そこまでの風景の美しかったこと。

私たちの部屋は玄関からも食堂からも一番近くて落ち着かない場所でしたが、ここのお料理は素材だけでなく、女将さんの味付けも含め、後からふりかえって最高でした。

お刺身は白浜の知り合いの漁師さんから買ったもので、見た目以上に新鮮で美味しく、また、塩焼きにしている鮎はご主人が近所の川で釣ってきたもの。朝食もお弁当も、ここのは本当に美味しかったです。

お風呂は2つあって、ふたり同時に別々に入ることができました。洗面所は3つ、お手洗いも3つだったと思います。WiFiは完備してあるのに、なぜか食堂でしか繋がらず、距離が近いはずの寝室では電波が弱すぎてほとんど使えませんでした。

到着後、夕食の前にはやっと陽が射してきたので、窓の外に干しておいた洗濯物が乾き始めていたのですが、早朝の雨でしっとり濡れてしまいました(泣)。

その湿ったままの洗濯物を詰めて、翌朝は熊野本宮を目指します。
posted by maruai at 19:54| Comment(0) | 熊野古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月06日

【熊野古道】紀伊田辺、滝尻から高原へ

以前、東京在住時に門前仲町のマルアイさんに連れていって着物フリークぶりを露呈してくれたシンガポールの友人、Cindyから熊野古道を歩きたいといってお誘いが来たので、ちょっと山道を歩いてきました。

5泊6日の旅で、山歩きは実質初日を入れて最初の5日。荷物シャトルサービスを使わず全部背負って歩いたのでちょっとハードでした。

彼女が予約した宿があるのが、熊野トラベルのモデルコース、熊野古道中辺路(滝尻王子〜那智)踏破5泊6日コース、プラス那智山からバスと電車を使って最終日の新宮、熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)です。荷物シャトルサービスを追加すると高いので、5泊分の荷物を担いで歩くことになりました。

熊野古道というと、古代から多くの人が歩いてきた山道で、プロモーション動画にあるような、こういう情景を思い浮かべながら進むものだと思っていましたが…

たとえ荷物を全部人に背負ってもらっていても、ほとんどのコースはこんなおしとやかな格好では歩けないと思いますwがく〜(落胆した顔)。(…ということで、和服の話題が増やせると思っていたのに、またまた旅行記になってしまいそう…。)

初日は午後に熊野の古道の西端のスタート地点である滝尻まで電車とバスで行くので、3.7km程度、2〜3時間の短いコースとなりますが、それでも熊野本宮まででは一番険しい登りが続く山道です。

私はJR神戸線新快速と新大阪発の特急くろしおで、Cindyは朝到着した関空から在来乗り継ぎで、同じ頃にJR紀伊田辺駅に到着しました。(※神戸以西から大阪へは通常チケットショップで乗車券を買ったほうが得ですが、新大阪乗り換えの場合はJR窓口で買ってもほとんど同じです。)

ここ十数年で見かけなくなったような、自動改札のない駅。懐かしい風景。古道を西からまわる人たちのほとんどがここから滝尻へバスで向かうと思うので、もっと賑やかかと思っていました。駅のカフェで軽いランチをとって滝尻へバスで移動。

滝尻のバス停で下車すると、川の向こうに「熊野古道館」が見えます。

ちょっと立ち寄って中を見学したかったのですが、小雨が降る中、早く高原へ到達したかったので、トイレを借りてすぐ出発。(立ち寄らない場合は、橋を渡らず、そのままバス道を横切って、滝尻王子の裏から中辺路の山道を登り始めます。)


歩き始めると、もう到着地点まであと何キロということで頭が一杯だし、ひとりずつしか歩けない狭い道がほとんどなので、黙々とストックを突きながら歩きます。途中の針葉樹林の美しさや小川のせせらぎなど、感動する景色に出くわしていても、ほとんど写真を撮るという余裕がありませんでした。2度め以降だと違うのだと思いますが。

滝尻から高原を通って近露(ちかつゆ)へ行くルートはこちらをご参照ください。高低差の入った古道のマップへのリンクもあります。
世界遺産 熊野古道 ウォークレポート
滝尻王子〜高原熊野神社 編


そして約2時間半後、山道が開けたような場所に入り、高原を歩いていました。


高原熊野神社は自然に出くわすし、そのまま少し歩くと休憩所を兼ねた案内所が出てきますが、宿が見当たりません。休憩所で尋ねると、前を歩いている人に着いて行けば、同じ場所へ行くはずだからと言われて着いて行きました(が、この旅人、台湾人女性の一人旅だったのですが、宿への近道を探しているところで、結局歩きまわって10分以上迷って元の休憩所に戻る羽目に(泣))。そんなことしなければ、そのまままっすぐ歩けばすぐ宿への案内板が出てきてたのでした。

高原熊野神社からさらにちょっと坂を登るのですが、一泊めに宿泊したのはこちら。
熊野古道の宿 霧の郷たかはら


この写真はまだ始めのほうなのですが、お料理も地元の美味しい食材がふんだんに使われていて、いつのまにか満腹でした。


ダイニングでは、愛想のいいオーナーさんと複数のテーブルの客が、一つになったように会話していて、和やかな雰囲気でした。

この日だけではなく、熊野古道では宿舎も含め出会う旅行者のほとんどが外国人で、その多くがショートパンツという軽装。レインコートではなく傘を指して歩いてたりしました。熊野古道ぐらいだとそういう感覚みたいです。

霧の郷というのは本当にそのとおりで、標高320メートルの天空の館に泊まっているというのを実感しました。どちらかというと、翌朝早起きするためにさっさと寝るのではなく、ここでゆっくりするためにまた訪れたいと思います。
posted by maruai at 23:10| Comment(0) | 熊野古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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