着物との出会い

来日したキモノフリークの友人の影響で、着物の世界にハマった私。
近所の和服・和小物のお店に通ったり、着付けを学ぶため料亭で仲居になったり。21世紀の和の文化への回帰現象を観察します。
 

2015年07月09日

【熊野古道】湯の峰温泉からバスで成石(なるいし)下車(請川そば)。迂回路を通って小口自然の家へ

湯の峰温泉の民宿てるてやさんで美味しい朝食を食べて出発。

食中毒が気になる7月から9月はお弁当は受け付けていらっしゃらないのですが、おねだりしておにぎり弁当を作って頂きました^^)。

爪先の痛みが徐々に激しくなって、爪が何本か黒くなってしまってたのですが、小雲取越ルートは一番快適で上り下りも激しくないとのことだったので、とりあえず歩いてみることに決定。(脱落する場合は新宮までバスに乗れば、小口までのバスに乗り換えられたのですが、すでに午前の新宮駅行きバスは終わっていました。)

本当は湯の峰温泉からバスに乗って下り、熊野川分岐点あたりの請川で降りて、この「小雲取越」コースはスタートするはずなのですが、2015年3月ごろに土砂崩れのために、迂回路ができていて、請川から数百メートルほど南西にある成石バス停で降りて、林道のための舗装路を迂回路として、その半分以上を歩く必要があったのでした。

成石のバス停では、降りる位置によっては、古道への案内板が全然見えず、見えたあとも、どの方向へ歩けばいいのはわからないので、たまに通りすぎる車を止めて尋ねながら歩きました。初日から地図をチェックするのは私の役になっていたのですが、徐々に大混乱。迂回路というけど、熊野古道合流地点らしき案内板も滅多にないまま、不安を抱えて黙々とアスファルトの上り道を歩き続けて2時間。シューズに合わないし、ドライバー向けの「熊野古道・林道交差点」の表示がたまに出てくるだけで、荷物が肩に食い込む感じ。しかもずっと雨。

前述したとおり、紀伊田辺駅横の案内所でもらって汗でボロボロになって使えなかったマップの代わりに、てるてやさんで新しいマップ(同じデザイン)に取り替えたのですが、ひょっとしたら、駅で貰ったマップに載っていたかもしれない、請川からの迂回路ルートが、書き込まれていなかったのです。Cindyが初日から持っている英語版を初めて取り出して開いたら、手描きのような太い赤線と文字が印刷されていて、やっと自分たちがどこにいるかた分かった次第。

これが、私たちが使ったのに近い、かつ、赤線入りのマップです。

Clickで拡大します。
Cindyの持っていた英文の紙版では、「成石」のバス停からのルートも書き込まれていました。私がてるてやさんで捨てた熊野古道マップにも入っていたかもしれません。

チェックした時点では、すでに赤線の迂回路の終わり頃にいたのですが、自分たちの位置を確かめる方法がなく、まだ当分、舗装路を登り続けるのだと思っていました。

ちなみに、このマップはすごくややこしいのですが、まず、これまでは西から東へのルートだったので、マップと同じように左から右へ進めばよかったのですが、このページは逆。右から左へと読まなければいけません。その上、他のルートはほぼ必ず、上が北(もしくは北西か北東)になっているのですが、このページは右下が北。なので、普通のマップで土砂崩れや迂回路をチェックしようとすると混乱するのです。

こちらの和歌山観光さんの「熊野古道 小雲取越 土砂崩れについて」のPDFのてっぺんでは、古道のルートマップを縦に普通の地図に貼り付けていますが、これを脳内でできなければ訳が分からなくなるわけです。

なので、正しい迂回路を登ってきたらしいとわかってから10分ぐらいで古道に合流したときには心底ほっとしました。そして、ここが一番快適なウォーキングコースだというのも理解出来ました。一箇所の土砂崩れのせいで、このコースの半分以上がアスファルトの迂回路になっているのは本当に残念でした。舗装路のほうでも景色はそれなりによかったですが。





ただし、ここも最初2時間ぶっ通しで登った分を、河原にある小口まで降りなければいけないので、最後1時間のつるつる滑る石だらけの下りが、キツかったです。歩く前から痛かった爪先は麻痺してきました。Cindyは履き慣れたスニーカーだったのですが、防水ではないので水溜りのたびに避けるのに苦労していました(避け切れませんでしたが)。

そして、やっと河原まで降りてきたので、民家で自然の家までのルートを尋ねたら、橋を渡ってさらに1kmほど先とのこと。橋を渡ったところの休憩所で、缶コーヒーを買ってトイレ休憩して歩き始めたら、おとぎの国のような風景が…。眼下に元々小学校だった建物を利用した、小口自然の家が見えてきました。


階段をおりてから運動場だった場所を横切って入り口にたどり着き、チェックイン。雨で靴はドロドロ。

元々教室だった寝室は広くて快適でしたが、窓のすぐ外で滝のようなせせらぎが聞こえるので、ずっと雨が降っているような気がしました。ここではオーストラリアからのカップルが2泊めを迎えており、夕飯と朝食でご一緒しました。霧の郷たかはらには私たちの1日前に泊まっていたことがわかりました。塩ジャケに閉口したのは彼らだったと思います。

この自然の家は、キャンプする人たちも使えるようになっていて、また集団で合宿もできるようになっています。

これまでの宿同様、WiFiが装備されていましたが、使えるのは受付のすぐとなりのラウンジぐらいで、寝室までは電波は届きませんでした。(みんな世界遺産になって外国人観光客が急増したのでWiFiは備えているのですが、結局ここまで一度も寝室でスマホやタブレットを使えませんでした。下調べも不十分で紙情報も不十分だったのは失敗でした。)

この周辺も本当にのどかで、水も緑も豊かで、こういう場所に都会から移り住む人が増えればいいなと思いました。まだぎりぎり、放射能もほとんど来ていないし、地元の食材が堪能できるし。

翌日は、「これまでの比ではない」という、標高800mぐらいまで登る那智へのコースでしたが、私はもう爪先が限界でパスして、バスで新宮駅(しんぐうえき)まで行き、そこから電車とバスで那智山の宿へ向かうことになります。

posted by maruai at 19:14| Comment(0) | 熊野古道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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